格安SIMことMVNOは果たして本当に得なのか

iPhone

みんなiPhoneが好きなんだろう?・・まったく!!


いまやテレビでもCMを頻繁に見かける格安SIM。
その名の通り「安さ」を売りにしているが、実際のところはどうだろう?

少し考えてみたんだ。

格安SIMとドコモの比較

格安SIMことMVNO事業者はドコモネットワークを使っていることが多いので、今回は特にドコモとの比較で考えてみた。
果たして本当に得なのかどうか。

目次

  1. 主要な事業者
  2. だが表面的なお得感と言えなくもない
  3. 本体の価格のことも考えてみよう
  4. じゃあ最近の端末価格っていくらくらい?
  5. 端末代金を含めた月額料金
  6. ドコモの最終奥義シェアパックが炸裂する
  7. 結論・・
  8. いつもの一言

主要な事業者

コースや料金プランは千差万別だが、ここでは音声通話ありで高速データ通信は月間3GB程度の組み合わせでスマートフォンを使う際に最低限かかる料金プランでの比較を紹介しよう。
※音声通話は「090」「080」「070」などで始まる一般的な携帯番号のものだからね!

まずはドコモ

NTTドコモ:カケホーダイプラン・データSパック・SPモード=6500円

そして主な格安SIM(MVNO)

楽天モバイル:3.1GBプラン=1600円
楽天モバイルならスマホの料金が超お得!

OCNモバイルワン:110MB/日コース=1600円
月額972円(税込)からのLTE「OCN モバイル ONE」【NTTコミュニケーションズ】

mineo:デュアルタイプ(3GB)=1600円
mineo Dプラン シングルタイプ 3GB

「百聞は一見に如かず」とはまさにこのことだろう。
月額料金が高いのはぶっちぎりダントツ一位がドコモだ。
そして、それ以外はデータ通信量が同じならばほぼ同じという状況。

だが表面的なお得感と言えなくもない

こんなデータを見れば誰しもが、
「そうなんだ、やっぱりドコモが高すぎるんだ、格安SIMに変えよう~」
なんて思っちゃうよね。
それが普通の反応だよ。

・・だが、私なりに検討したのはこんな表面的なことではない・・・!
冒頭にも書いたが本当にお得なのかどうか、ということなんだ!

本体の価格のことも考えてみよう

端末はこだわらないので、安ければ何でもいい~みたいな人は一刻も早くこのページを閉じてMVNOに乗り換えよう!
解約金を払ってでも乗り換えた方が良いと思う。

ちなみにMVNOを試してみたいなら前回紹介したU-mobileが完全無料でお試しできるのでおすすめだ。

  • これは良いものだ。MVNOこと格安SIMのU-mobileが素敵なお試しキャンペーンを開始。
  • さて話を戻そう。
    何、つまりどのスマートフォンを使いたいのか、よく考えてほしい。「これ」を使いたいというスマートフォンが無いだろうか?
    例えばXPERIAだったりGalaxyだったり、はたまたiPhoneだったり・・

    SIMカードだけで電話はできないよね。言わずもがな、スマートフォン本体が無ければ使えないからね。
    そう、上記で紹介したMVNOの月額料金には1円たりとも端末の代金が入っていないんだよ。

    私が伝えたいのは、どんなスマートフォンを使いたいかによって携帯にかかる毎月の料金の総額は変わるよね、ってこと。
    分割で買うのか、一括で買うのか、購入方法によっても月々の料金に違いがあるよね。

    じゃあ最近の端末価格っていくらくらい?

    相変わらず高い。AndroidもiPhoneもはっきり言ってバカみたいに高い。
    MVNOで扱っている端末は特価になったりもするからタイミング次第では激安になるね。

    例えばiPhone7の128GBを使いたいとしよう。
    オークションや中古なら安いよね~とか言う人もいると思うが、こんな高額商品をサポートなし、保証なし、ましてや個人間取引で購入することは絶対にオススメしない。安物買いの銭失い

    MVNOであればApple storeでSIMフリー版を購入することになると思うが、Apple storeでのiPhoneのSIMフリー版新品価格を紹介しよう。

    Apple storeでSIMフリー版を購入するなら

    MVNOで使うならApple storeでSIMフリー版を購入する必要があるよね。
    Apple storeでSIMフリー版を買うとこんな感じの端末代になる。

    iPhone7 128GB SIMフリー版

    ・一括で買うなら:90504円
    ・分割で買うなら:95291円(24回払い分割、年利5%:5519円×初回、3900円×23回)

    ドコモで購入する場合

    プランによって端末の実質負担額が変動するが、ドコモで購入するなら金利なし。

    iPhone7 128GBドコモ版

    ・一括で買うなら:93960円+月額割引△2106円×24回
    ・分割で買うなら:93960円(24回払い分割:3915円×24回)+月額割引△2106円×24回
    ※実質負担価格:3915円ー2106円=1809円×24回(総額43416円)

    ややこしくなってきたね?
    では、実際に総額で毎月いくらかかるのかを考えてみよう。

    端末代金を含めた月額料金

    ・MVNO+SIMフリーの場合:1728円(月額)+3900円(端末)=5628円(税込)
    ・ドコモの場合:7020円(月額)+1809円(端末)=8829円(税込)

    おわかり頂けるだろうか・・
    MVNOこと格安SIMであっても端末次第では、いとも簡単に5000円オーバーの料金になる。
    iPhoneに限らず、ちょっといいスマホが欲しいのであれば近い状況になる。格安と言い切れない金額だ。

    ・・とは言えMVNOとドコモの差額は3201円。
    まだまだMVNOが安いよね。
    だからと言ってやっぱりMVNOが安い、と結論づけるのはまだ早い。次に重要な検討事項がある。

    それは「通話料金」のこと。だって携帯電話だもの・・
    上記ドコモの月額料金には国内通話24時間無料の「カケホーダイプラン」が含まれている。
    だから、先ほどの差額3201円以上、通話するならドコモの方が安くなる可能性が浮上する。
    (ちなみに3201円分の通話は時間に換算すると80分ほど【20円/30秒】)
    MVNOでも電話かけ放題のオプションがあるところもあるが、もちろん別料金だ。

    そして最後にもうひとつだけ検討しなければ事項があるんだ。

    ドコモの最終奥義シェアパックが炸裂する

    これだけMVNOが話題になっている中でもドコモがふんぞり返っている理由として、ドコモには最終奥義が存在する。
    その名も「シェアパック」だ・・

    シェアパックというのは家族複数人でパケットを分け合って使うことができるプラン。
    詳しくは省くが、3人以上で分け合えるなら一人あたりの料金が下がってくる。さらに、シェアパックにするとカケホーダイプランを一回あたり5分まで通話無料のライトプランに変えることもできる。ライトプランにすると月額料金は1000円下がる。
    使い方にもよるが、下記のようなパターンが想定されるぞ。

    例その1:10GBシェア/ライトプラン/iPhone7 128GB

    3人でシェア:5940円(月額)+1377円(端末)=7317円
    4人でシェア:5130円(月額)+1377円(端末)=6507円
    ※10GBシェアだと端末の実質負担額が432円ほど安くなっている!

    例その2:5GBシェア/ライトプラン/iPhone7 128GB

    3人でシェア:4860円(月額)+1809円(端末)=6669円
    4人でシェア:4320円(月額)+1809円(端末)=6129円

    最終奥義シェアパックを炸裂させるなら、家族構成によっては驚異的な価格の下げ率が実現するのだ・・
    4人で5GBをシェアするなら容量が少なくなりそうな弱点はあるが、MVNOとの差額は5分通話無料付きで実に490円となる。
    さらに言えばMVNOで5分通話無料オプションをつけるなら、おおよそ800円程度の追加料金が発生する。

    つまり、家族4人以上がシェアパックでパケット分け合い、5分間通話無料オプションでiPhone7を使うなら、もはやドコモの方が安いという現実があなたの金銭感覚を襲うことになる。

    結論・・

    使う機種次第では格安SIMと言えども、月額でかかる料金はドコモと変わらないことがある。
    まとめるとこうだ。

    ・一人で使う、今使ってるスマホを使う、中古またはMVNOで扱っている端末を使うということならMVNO。
    ・人気のハイスペック端末を使いたい、電話をかけるならドコモ。

    さらに家族3人以上でパケットシェアをするならドコモでまとめた方が格安SIMよりも安い可能性がある。
    また、ドコモは国内に実店舗が多いので何かのトラブル時に頼りやすいという点も忘れてはいけない。

    人それぞれの使い方しだいということだよね。

    それと敢えてここには書いていないが、期間限定の「はじめてスマホ割(2年間毎月1641円割引)」や年齢限定の「U25応援割」、長期利用者向け割引「ずっとドコモ割」などを組み合わせることができる。

    複雑怪奇なエクストリーム料金プランの誕生だ。
    (TVCMでもやっている1980円~などという料金プランの正体はコレだッ!!!)

    ちなみにシェアパック10GB以上で複数台同時に機種購入するならば「まとめて割」という端末代金の割引も発動する・・。

    いつもの一言

    これはドコモのことを応援したり擁護する目的の記事ではない。
    お伝えしたいのは、みんな一辺倒に「安い!」「お得!」という言葉に踊らされすぎなんだよってこと。
    よ~く考えれば考えるほど、XPERIA、GalaxyとかiPhoneならどこで携帯を使っても金額はだいたい一緒という事実にたどり着く。

    なんだか各社集まって談合でもしてるんじゃないかって思っちゃうよ・・。
    もちろん、使い方しだいだけどね!

    MVNO各社が自社で販売している端末なんかやはり割安だし、zenfone3シリーズはめちゃくちゃコストパフォーマンス高いよね。
    ASUSなんかはモデルチェンジごとに着実に進化している。安っぽさも全く無いし。

    ちなみにXPERIA XZは実質1782円。
    これもまたシェアパックならMVNOで使うよりもドコモが安いよね。
    ただ、裏を返せばドコモで廉価な機種を買うということは損になりやすい点も注意。
    例えば楽天モバイルなどで取り扱いがあるARROWS M03なんかはドコモではF-03Hという型番で販売されていて(恐らく同型)実質価格が激安。
    しかしXPERIA、GalaxyやiPhoneなどと比較すると、かなりのロースペック。

    それにしても、ここまでじっくりコテコテに書かないとわからないような複雑怪奇すぎる料金体系には本気で口から反吐が出そうだ。
    どんどん複雑にしていく心理は本当に理解しがたいところだ。

    普通は洗練されていくもんだよねぇ?

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