ISW11MことPHOTONでカスタムROMをインストールする方法
さぁ!
ついにISW11MことMOTOROLA PHOTONで、カスタムROMをインストール方法を紹介する日が来ました。
そうそう、今回紹介のカスタムROMはAndroid4.0のものだ・・。
全てはCWMのおかげ・・
ここで言うCWMとは、CrockWorkMod Recoveryのこと。
つまりリカバリーイメージなんだ。
リカバリーモードに入り、CWMリカバリーは端末の完全なバックアップからカスタムROMのインストール、はたまたSDカードのパーティション設定までやってしまえるという素晴らしすぎる先人の智恵だ。
もちろんPHOTONでも、CWMを使わせていただくぞッ!
ざっくり手順など
この記事を元にroot権限取得すると、PHOTONの内部を全て触ることができてしまう。
何かのファイルを上書きしたり、削除してしまったりして、なにか不具合や被害が発生することがよくある!
完全に「自己責任」の領域です。ソフトウェアの改造になりそうなのでauのサポートも受けられないと考えた方が良い。
何が起きても自分で解決しなければならないというリスクがあります。
PHOTONを捨ててもいい、動かなくなってもいいと思えた人だけがやってみたらいい。
まずはカスタムROMを導入するためには何をするか、流れをざっくりと紹介しよう・・
本題の前に、下記の下準備をしておく必要がある。
今回はxdaで公開されている、カスタムROMの中でもAndroid4.0かつCyanogenMod9な「cm9 by jokersax」を使って説明しよう。
xdaでのURLは下記のとおりだ。
・xda-developers「[Ics] unofficial cm9 by jokersax 5/23/2012」
http://forum.xda-developers.com/showthread.php?t=1413349
下準備
1.PCにAndroid SDKをインストールする(手順はこちら)
2.ISW11Mのroot権限を取得する(手順はこちら)
3.ISW11Mのブートローダーのロックを解除する(Bootloader unlock)(手順はこちら)
4.カスタムROMのファイルを用意する
該当のカスタムROMのファイルはjokersax氏のサイトからダウンロードできる。
http://www.jokersax.com/developer-pages/jokersax/cyanogenmod9-photon/
→「beta 0.6.9.1」項目のところにある「http」のリンクをクリック
Googleアプリも同じくjokersax氏のサイトからダウンロードできるぞっ!
http://www.jokersax.com/developer-pages/jokersax/cm9-gapps/
→私の場合は「jokersax gapps v12」を使ったんだ。
※別のサイトに変わってたのでアクセスしないでね(2016年11月12日追記)
カスタムROM導入手順
ちなみに今回の手順のほとんどはリカバリモードでの作業。リカバリモードへ入るには、PHOTONをPCに接続した状態でコマンドプロンプトを起動し、「adb reboot recovery」と入力し実行するか、「ボリュームダウン」キーを押しながら電源オンし、引き続きボリュームダウンキーで「Android Reocovery」を選択しボリュームアップキーで決定するかどちらでも好きな方法でリカバリモードすれば良い。
リカバリモードでの操作方法だが、PHOTONの場合はボリュームキー上下で項目を選択し、電源ボタンで決定(実行)となる。
それでは早速本題に入ろうじゃないか・・
手順1.端末の完全なバックアップ
まずはリカバリモードで起動し、「PHOTONの今」を完全にSDカードに保存しよう。
CWMでのフルバックアップは設定やアプリ、PHOTONの全てを完全なかたちでバックアップすることができる。フルバックアップしておけば、いつでも元のPHOTONに戻ることができるんだ。
カスタムROMで失敗したり文鎮化したときなどに復帰できる可能性も高まるだろう・・
リカバリモード(CWM)で以下のように進もう。
→「Backup」を選択
→「External SD card」を選択
→「Include webtop in backup?」では「yes」または「no」を選択
これでしばらくすればPHOTONのフルバックアップが完了する・・いつでも元の姿に復帰できる!!
ちなみに「Include webtop in backup?」はウェブトップをバックアップするかどうかの質問。私はウェブトップを現状全く使ってないので「no」にしている。
手順2.データの初期化/削除
次に同じくリカバリモードで端末の初期化を行う。
これをしないことでカスタムROMがまともに動かなかったりすることもあるので要注意だ・・ッ!
まずは色々と工場出荷状態に初期化しよう。
→「Include sd-ext in wipe?」で「Yes」を選択
→「Yes — delete all user data」を選択
しばらく待てば初期化が完了する。
続けてキャッシュを削除しちゃおう。
→「Yes — Wipe Cache」を選択
これにて初期化の完了だ。
手順3.カスタムROMのFlash
さてさて、いよいよカスタムROMの導入作業に入る・・これも物凄くカンタンだ。
→「choose zip from sdcard」を選択
→SDカード内のファイル一覧が表示されるので導入したいZIPファイルを選択
私の場合は「beta-0.6.9.1-cm-9.0.0-RC0-sunfire-UNOFFICIAL-signed.zip」を使ったぞ!
基本的はここまでで、カスタムROMの導入は完了だ・・ッ!!
再起動すればカスタムROMの世界が眼前に広がるだろう。それでは様々なROM世界をお楽しみください、と言いたいところだが・・しかしっ!!
カスタムROMによってはGoogleアプリが入ってないものがある。
今回使ったカスタムROMなどではGmailやPlayストアなどGoogle謹製アプリを使いたいならば、別途Googleアプリのインストールが必要だ。
その場合はカスタムROM作者が案内しているGoogleアプリをインストールしよう。
手順4.必要に応じてGoogleアプリのFlash
GmailやカレンダーなどGoogleにどっぷり浸かってしまっている場合はインストールせざるを得ないだろう。
手順としては「手順3.カスタムROMのFlash」と同じでGoogleアプリのZIPファイルを選択すればOKだ。
私の場合は「joker-gapps-v12.zip」をインストールした。
手順5.再起動
すべて終わったら再起動だ。
今度こそ、眼前にカスタムROMの世界が繰り広げられるだろう・・
めくるめく起動アニメに感動するも良し、淡々と眺めるも良し、あとは個人の自由だよね。
それと、CWMのバックアップだが、復元できないことがまれにあるような気がする。
完全に自己責任の世界なので過信は禁物だ。
いつもの一言
ちなみに、使い心地はなかなか良いよコレ・・
CyanogenModがベースになっているので日本語も標準対応している・・。
動作に関してはAndroid4.0になったことで動作がサクサクした気がする。まぁ、公式のau版Blurが重たいだけなのかも知れんが。
標準で1.3GHzにオーバークロックされていることもサクサクに貢献しているかも知れない。
通信系だが、au版PHOTONの特徴でもあるWiMAXはもちろん(?)非対応だ。
ドコモSIMを挿している場合はau版PHOTONの標準ROMと同じくmoperaのAPNでモバイルネットワークの利用が可能。
しかし、残念ながら内蔵されているauの番号、auのIC(SIM)カードは使えなかった。(もしかしたら使う方法はあるかも・・??)
auの番号が使いたい人は同じくjokersax氏のGUMMY ROMを使えばいいじゃない。
GUMMY ROMはCDMA(au)しか使えなかったが、CM9 by jokersaxより快適に動作するぞ!
SMS(Cメール)はモバイルネットワークがオフになっていてもバッチリ使える。
それと、不具合はちょこちょこある!
気付いたところだと標準ブラウザを横表示にするとブラウザが落ちる、入力エリアの長押しで「入力方法」が選べない、といったところかな。
それ以外は突然の再起動もなく、今のところは快調に動いている。
・・ということで色々楽しいPHOTON+ICSだ。
しばらく常用してみようと思うんだ・・!
それにしてもAndroid4.0が来るのか来ないのかさっぱりわからないau版PHOTON。やっぱりAndroid4.0入れちゃったよね。
ブートローダーアンロックまでしといてアプデするだの、しないだのと・・一喜一憂なんてしてられないよっ!