以前Android SDKの導入手順を紹介したよね。
でも最近そのSDKの手順が変わっていたので新たな手順を紹介しよう。
Gingerbreadのタイミングで変わったのかな?
思いっきり変わっている。
全然気づかなかったよ・・
ところで今回からAndroid2.3(Gingerbread)のエミュレータが作れるようになったり、Galaxy Tabのドライバも入れることができるようになっていた。
PC上でGingerbreadを体験することも可能だ。
興味がある人は入れてみてもいいんじゃないだろうか。
こちらを参考にしてください。
新たに最新のインストール手順を公開しました。最新インストール手順を参考にしてください!
・【新・初心者向け】Android SDKの最新インストール手順2011年10月版!少しだけシンプルに解説!
Android SDKとは
Android SDK・・
それはAndroidアプリを開発するのに便利なツール。
そしてアプリ開発だけでなく、Androidのスクリーンショットを撮ったり、「adb shell」などのコマンドを使いAndroidをいじったりできる代物。
ところで今回googleからwindowsユーザーへささやかなプレゼントがあった。
なんとインストーラーが登場していたのだ・・ッ!!
せっかくなので今回はそのインストーラーを使ったAndroid SDKインストール方法を紹介しよう。
やることリスト
STEP.1 SDKのダウンロード
なにはともあれ必要なモノは言わずもがな、Android SDKのファイルだ。
まずはSDKインストーラーをダウンロードしよう。
・Android Developers「Android SDK」
ダウンロードURL:http://developer.android.com/sdk/index.html
Android Developersのサイトから「installer_r08-windows.exe」をダウンロードしよう。
(ダウンロードURLの「recommended」となっているもの。「r08」の部分はバージョンが変わるとともに変わるので「r08」とは限らないよっ)
動作条件としてJAVAがPCにインストールしてある必要がある。
インストーラーを起動したときにJavaの有無を調べてくれるので、インストールしてない時はダウンロード/インストールしよう。
・ORACLE「Java SE DOWNLOAD」
ダウンロードURL:http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html
(インストール手順は別段ややこしいことはないので省略。)
STEP.2 SDKのインストール
SDKインストーラーをダウンロードしたら、おもむろに実行してみよう。
どうなっていくのかは画像を参考にしてくれたらいいさ。
ここでJavaの有無をチェックしてくれる。
もしJavaがインストールしてなければ、ORACLE(Javaのメーカー)へのリンクボタンがここに登場する。
リンクボタンが出ちゃった人はORACLEのサイトへ行き「Java」をダウンロードしよう。
(いくつかダウンロードできるものがあるが「Java」というものだけでOKだ。
ダウンロードしたらインストールもお忘れなく!)
次にPC内のどこへインストールするかを聞かれる。
表示されている場所に問題がなければそのまま次へ進めば良いだろう。
ここで表示される場所(PC内でのURL)は、後々パス通す必要があるのでビビリな人は表示された文字列(URL)をメモなりコピーして保存しておくことをオススメするよ。
「windowsキー」を押すか、「スタート」をクリックしたときのプログラム一覧に「Android SDK Manager」を追加するかどうかを選択できる。
「Do not create shortcuts」にチェックを入れた場合はプログラム一覧に追加されない。
これでSDK自体のインストールが完了した。
だがこのままではadbやddmsは使えない。
「Start SDK Manager(to download system images, etc.)」にチェックを入れたまま「Finish」をクリックしSDK Managerを起動だ!
STEP.3 SDK managerで必要なものをダウンロード
SDK Managerを起動すると、突如何かをチェックするような動作をするが気にせず淡々と対応しよう。
ひとしきりチェックが終わると上の画像のようにインストールできるものを選択できるようになる。
「adb」、「ddms.bat」に必要なモノは「Platform-tools」だけだ。
ちなみにアプリ開発やエミュレータは要らないっちゅう人は、ひと思いにそれ以外を「Reject」してしまっても問題無しなんだ。
逆にGingerbreadのエミュレータを見てみたいとか、いつかアプリ開発をやってみたいなんていう人は「Accept All」しておこう。
心の準備ができたら、最低でも「Platform-tools」を「Accept」にして「Install」をクリックだ!
あとはしばらく待とう・・
使っているPCの環境によっては上の画像のようなことを繰り出してくるかもしれないので、セキュリティソフトをオフにしてインストールした方がいいかも知れない。
この画面になればSDK managerの仕事は無事完了だ。
(途中、「adb restart~」とか聞いてくることがあるかも知れないが、その時は「YES」でOKだ。)
STEP.4 パスを通す
さすがインストーラー、SDKに必要なものはSTEP.3までで全て揃う。
指示に従って進むだけの楽ちん(?)インストールだ。
だがインストーラーだからと言って甘く見てはイケない。
なんとパスを通してくれないのだ。
・・・まったく!
そういうわけなのでパスを遠そう。
今回はPCにもともと入っているパスを消したり変更してしまわないように、「ユーザー環境変数」にパスを追加してみよう。
ちなみにパスに入力する内容は普通にインストールした場合のパス。
要するに、「tools」と「platform-tools」の二つのフォルダのURL(パス)を追加するイメージだ。
インストールした場所を変えた場合は、下記を参考に変更しよう。
64bitのPCを使っている人もちょっと違うかも。
インストールした場所を変えた場合の入力例
(「STEP.2」でSDKをインストールした場所)\tools;
(「STEP.2」でSDKをインストールした場所)\platform-tools;
普通にインストールした場合の入力例
C:\Program Files\Android\android-sdk-windows\tools;
C:\Program Files\Android\android-sdk-windows\platform-tools;
パスを通す手順
「windowsマーク(スタート)」をクリック
→「コンピューター(マイコンピュータ)」を右クリック
→「プロパティ」をクリック
→「システムの詳細設定(詳細設定)」をクリック
→「環境変数」をクリック
→○○○のユーザー環境変数の「新規」をクリック
→「変数名」に「PATH」と入力
→「変数値」に「C:\Program Files\Android\android-sdk-windows\tools;C:\Program Files\Android\android-sdk-windows\platform-tools;」と入力し「OK」
※カッコ内はXPでの表記。
※「○○○」はwindowsのユーザー名
これでパスが通ったことになる。
めでたくSDKインストールの完了だい!
これで準備は整った・・
STEP.5 ddms.batを起動してみる
さぁDDMSを起動しまくろう。
思う存分、ADBしまくろう・・
気の済むまでddmsしたりHT-03Aにadb shellしまくればいい。
ざっくりと3種類の起動方法がある。
もちろんどの方法でもOK!
ddmsの起動方法(1)
「windows」キー+「R」キー
→「ddms」と入力しエンター
ddmsの起動方法(2)
「windowsマーク(スタート)」をクリック
→「ファイル名を指定して実行」
→「ddms」と入力しエンター
ddmsの起動方法(3)
SDK managerをインストールしたフォルダへ移動
→「tools」へ移動
→「ddms.bat」をダブルクリック
Android端末をUSBケーブルで接続してddmsに端末名が表示されればSDKやddmsのインストールは無事完了したということなんだ。
(※Android端末は「menu」キー→「アプリケーション」→「開発」→「USBデバッグ」にチェックを入れておくのはもちろんのことだ!)
また、無事にSDKをインストールできていてもddmsに表示されない場合があるが、その原因は端末のUSBドライバが無いことが原因だと思う。
それぞれの端末用のUSBドライバをインストールしてみることをオススメする。
※ちなみにSH-03Cのドライバインストール手順ならこちらを参考にどうぞ。
余談だけど・・
過去にSDKをインストールしたことがある人はここまでやってきてこう思っただろう。
「なんか、前とあまり変わってないような・・」
インストール時にJAVAの有無を調べてくれるところ以外、今回のインストーラーでは特に何も変わっていないような気がする。(たぶん・・)
自力でパスを通さないといけないしね・・
調べてくれるのもありがたいっちゃあ、ありがたいことだよ。きっと!
ちなみに、前のSDK(SDK setup.exeがあるタイプ)を使っている人でも、「SDK setup.exe」を起動すると「adb」とか「ddms.bat」の配置が勝手に変えられてしまうので油断は禁物だ。
そうなったら、上記で解説しているパスを通せば使える。(・・と思う)
インストーラーでインストールし直してもいいけどね!
デベロッパー登録してたらこういうの事前に教えてくれるのかなぁ。
コメント
[…] 解説ブログ様を参考にしてAndroid SDKを導入して下さい。 この辺は私が導入したのはかなり前なので記憶が定かではありません。 確かチェックは全て入れたはず… adb.exeはAndroid2.2までのSDKに入ってるみたいとのレスがあったので多分そのお陰? […]
kojisanさん
残念ですが私はIdeos x3を持ってないのでお助けできません。
特にrooting系ツールに関しては自己責任で使ってください。
参考になるかわかりませんが知恵袋で役に立つかも知れないQ&Aがありました。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1480302079
Huawei usb driver はインストールしました。SDKで端末が認識されていました。
しかし Automatic root enableを実行すると、
—Booting device into fastboot mode—-
—Installing ClockworkMod recovery—-
ここで止まってしまい、PCから新しいハードウエアが見つかりました。
ANdoridのドライバー ソフトウェアをインストール必要があります。
・ドライバー ソフトを検索してインストールします(推奨)。
・後で確認します。
・このデバイスについては再確認は不要です。
この画面がでます。
推奨をクリックしてもDiskの挿入を求めれ、先に進めません。
ご教授願います・
Ideos X3 root化をしたくてググっていたらこのページにたどり着きました。
SDKはインストールして、パスは通しました。
しかし、ドライバーがうまくインストールできません、初めはHUAWEI Android Phones USB Driverをダウンロードしまいしたが、google usb driverが良いとのページを見て
SDKからドライバーをインストールし、端末(X3)をつないでみても、ドライバーがうまくインストールできません。
DDMS を起動しても当然 認識しません。
どうかアドバイスをお願いいたします。
ピーマンさん
まず、Android側の設定でUSBデバッグはオンになっていますか?
それとドライバはシャープのサイトで配布されている「ADB USBドライバ」が必要ですが、これはインストールしていますか?
シャープ機の場合は接続する時にUSBモード変えなければならない機種もあるようなので、そこも色々と変えてみてください。
はじめまして。
フォントを変えたいと思いこのサイトにたどり着きました。
初心者の私でも分かりやすい説明によりSTEP5の起動まで難なく行けました。ですが、
Androidを接続して、
「windows」キー+「R」キー
→「cmd」と入力しエンター
→「adb devices」と入力しエンター
これで「List of devices attached」
しか出てこなくて、ここでつまずいてしまいます。
何回かドライバのインストール→アンインストール→またインストールというふうにをしてもこのままです。
この場合どのようにすれば良いのでしょうか…
機種はIS11SHです。
よろしくお願いします。
[…] http://smartgoods.me/2011/01/android_sdk_install/ Andoroid ← Androidの開発環境 Comments are closed. /* */ […]
doiさん
ddmsが勝手に閉じるという現象に関しては原因はわかりませんが、unknownに関しては設定→アプリケーション→開発→USBデバッグ のチェックを外し、再度チェックを入れてみることで解決するかも知れません。
それと、SHARP端末ならPTPモードにしないとダメかもです。
はじめまして
ddmsで端末は認識されているのですが、online,unknownになってしまいます。そして少し経つと下に同じ端末のoffline,unknownというのが出てきて、点滅を繰り返します。しばらくするとddmsが勝手に閉じてしまうんですが、何が原因かわかりますか?
たつよしさん
この記事を見てらっしゃるということはAndroid SDK本体はインストーラーの方を使ってますよね?
インストーラーは色々と使いにくいし、windowsがHOME EDITION系だと必要なファイルが正常にダウンロードされない可能性があると思います。
ちなみにインストーラー版でインストールする場所を選ばなかった場合、パスはたつよしさんの書いてるものとは違うところになります。(環境によって違います)
冒頭にも書いてますけど、この記事よりも新しいSDKインストール手順を紹介してます。
パスはそのままで、Android SDKのZIP版を使った方が速いかも知れません。
http://smartgoods.me/2011/10/special_android_sdk_install/
初めまして、たつよしと申します。
SDK Managerのインストールは完了しています。
いざadb.exeをコマンドプロンプトで起動しようとしたら「有効なWin32アプリケーションではありません」となってアクセス拒否になりました。ログオフをして管理者では起動出来ました。肝心のddms.batも起動出来ません。Pathは○○のユーザー環境変数に新規でC:\Program Files\Java\jre1.7.0_04\bin;C:\android-sdk-windows\tools;C:\android-sdk-windows\platform-toolsとシステム環境変数にも追加しています。どこでつまずいてるか分かりません。
[…] AndroidSDKのインストール手順はこちらを参考にして下さい。初心者向けで分かりやすいです。 (先にJAVAをインストールしておく必要があります。) 【初心者向け】Android SDKインストール手順 2011年1月版!(windows版) […]
とそうくんさん
遅くなってすいません。
お役に立てなかったですが解決して良かったです!
解決しました
アンドロイドエミュレーターを設定したいのですがうまくいきません。
SDKマネージャーでダウンロードはできたのですがAVDマネージャーで作成後スタートを押しても反応しません。
PANIC: Could not open: C:\Users\Tosoukunのエラーメッセイジの意味がわかりません。
パスをC:\で設定していてもコマンドプロンプトで表示されるのがC:\Users\Tosoukun>だからなのでしょうか?
どなたか教えていただけませんか。
[…] ・How to Install インストールの仕方が詳しく載っています。 smartgoods.me: 【初心者向け】Android SDKインストール手順 2011年1月版!(wind… […]
[…] で、なんとこうやってインストールするだけでは、使えるようにはならず、「【初心者向け】Android SDKインストール手順 2011年1月版!(windows版)」の記事を参考にパスを通す。一応、手順を書いておくと以下のように、 […]
もも太郎さん
以下を確認してください。
・USBデバッグがオンになっているか
・ADB USBドライバはインストールしてあるか
特にUSBドライバは通常のADB用USBドライバというものを各メーカーが配布してます。大体ADB USBドライバをインストールしないとddmsで認識されないことが多いです。
自己解決しました。ただ、[ddms]で起動はするのですが、すぐに、「unknown」となり応答しなくなります。
ドライバーも認識されているのですが、何が問題なのでしょうか?宜しくお願いします。