【初心者向け】Android SDKインストール手順 2011年1月版!(windows版)
以前Android SDKの導入手順を紹介したよね。
でも最近そのSDKの手順が変わっていたので新たな手順を紹介しよう。
Gingerbreadのタイミングで変わったのかな?
思いっきり変わっている。
全然気づかなかったよ・・
ところで今回からAndroid2.3(Gingerbread)のエミュレータが作れるようになったり、Galaxy Tabのドライバも入れることができるようになっていた。
PC上でGingerbreadを体験することも可能だ。
興味がある人は入れてみてもいいんじゃないだろうか。
こちらを参考にしてください。
新たに最新のインストール手順を公開しました。最新インストール手順を参考にしてください!
・【新・初心者向け】Android SDKの最新インストール手順2011年10月版!少しだけシンプルに解説!
Android SDKとは
Android SDK・・
それはAndroidアプリを開発するのに便利なツール。
そしてアプリ開発だけでなく、Androidのスクリーンショットを撮ったり、「adb shell」などのコマンドを使いAndroidをいじったりできる代物。
ところで今回googleからwindowsユーザーへささやかなプレゼントがあった。
なんとインストーラーが登場していたのだ・・ッ!!
せっかくなので今回はそのインストーラーを使ったAndroid SDKインストール方法を紹介しよう。
やることリスト
STEP.1 SDKのダウンロード
なにはともあれ必要なモノは言わずもがな、Android SDKのファイルだ。
まずはSDKインストーラーをダウンロードしよう。
・Android Developers「Android SDK」
ダウンロードURL:http://developer.android.com/sdk/index.html
Android Developersのサイトから「installer_r08-windows.exe」をダウンロードしよう。
(ダウンロードURLの「recommended」となっているもの。「r08」の部分はバージョンが変わるとともに変わるので「r08」とは限らないよっ)
動作条件としてJAVAがPCにインストールしてある必要がある。
インストーラーを起動したときにJavaの有無を調べてくれるので、インストールしてない時はダウンロード/インストールしよう。
・ORACLE「Java SE DOWNLOAD」
ダウンロードURL:http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html
(インストール手順は別段ややこしいことはないので省略。)
STEP.2 SDKのインストール
SDKインストーラーをダウンロードしたら、おもむろに実行してみよう。
どうなっていくのかは画像を参考にしてくれたらいいさ。
ここでJavaの有無をチェックしてくれる。
もしJavaがインストールしてなければ、ORACLE(Javaのメーカー)へのリンクボタンがここに登場する。
リンクボタンが出ちゃった人はORACLEのサイトへ行き「Java」をダウンロードしよう。
(いくつかダウンロードできるものがあるが「Java」というものだけでOKだ。
ダウンロードしたらインストールもお忘れなく!)
次にPC内のどこへインストールするかを聞かれる。
表示されている場所に問題がなければそのまま次へ進めば良いだろう。
ここで表示される場所(PC内でのURL)は、後々パス通す必要があるのでビビリな人は表示された文字列(URL)をメモなりコピーして保存しておくことをオススメするよ。
「windowsキー」を押すか、「スタート」をクリックしたときのプログラム一覧に「Android SDK Manager」を追加するかどうかを選択できる。
「Do not create shortcuts」にチェックを入れた場合はプログラム一覧に追加されない。
これでSDK自体のインストールが完了した。
だがこのままではadbやddmsは使えない。
「Start SDK Manager(to download system images, etc.)」にチェックを入れたまま「Finish」をクリックしSDK Managerを起動だ!
STEP.3 SDK managerで必要なものをダウンロード
SDK Managerを起動すると、突如何かをチェックするような動作をするが気にせず淡々と対応しよう。
ひとしきりチェックが終わると上の画像のようにインストールできるものを選択できるようになる。
「adb」、「ddms.bat」に必要なモノは「Platform-tools」だけだ。
ちなみにアプリ開発やエミュレータは要らないっちゅう人は、ひと思いにそれ以外を「Reject」してしまっても問題無しなんだ。
逆にGingerbreadのエミュレータを見てみたいとか、いつかアプリ開発をやってみたいなんていう人は「Accept All」しておこう。
心の準備ができたら、最低でも「Platform-tools」を「Accept」にして「Install」をクリックだ!
あとはしばらく待とう・・
使っているPCの環境によっては上の画像のようなことを繰り出してくるかもしれないので、セキュリティソフトをオフにしてインストールした方がいいかも知れない。
この画面になればSDK managerの仕事は無事完了だ。
(途中、「adb restart~」とか聞いてくることがあるかも知れないが、その時は「YES」でOKだ。)
STEP.4 パスを通す
さすがインストーラー、SDKに必要なものはSTEP.3までで全て揃う。
指示に従って進むだけの楽ちん(?)インストールだ。
だがインストーラーだからと言って甘く見てはイケない。
なんとパスを通してくれないのだ。
・・・まったく!
そういうわけなのでパスを遠そう。
今回はPCにもともと入っているパスを消したり変更してしまわないように、「ユーザー環境変数」にパスを追加してみよう。
ちなみにパスに入力する内容は普通にインストールした場合のパス。
要するに、「tools」と「platform-tools」の二つのフォルダのURL(パス)を追加するイメージだ。
インストールした場所を変えた場合は、下記を参考に変更しよう。
64bitのPCを使っている人もちょっと違うかも。
インストールした場所を変えた場合の入力例
(「STEP.2」でSDKをインストールした場所)\tools;
(「STEP.2」でSDKをインストールした場所)\platform-tools;
普通にインストールした場合の入力例
C:\Program Files\Android\android-sdk-windows\tools;
C:\Program Files\Android\android-sdk-windows\platform-tools;
パスを通す手順
「windowsマーク(スタート)」をクリック
→「コンピューター(マイコンピュータ)」を右クリック
→「プロパティ」をクリック
→「システムの詳細設定(詳細設定)」をクリック
→「環境変数」をクリック
→○○○のユーザー環境変数の「新規」をクリック
→「変数名」に「PATH」と入力
→「変数値」に「C:\Program Files\Android\android-sdk-windows\tools;C:\Program Files\Android\android-sdk-windows\platform-tools;」と入力し「OK」
※カッコ内はXPでの表記。
※「○○○」はwindowsのユーザー名
これでパスが通ったことになる。
めでたくSDKインストールの完了だい!
これで準備は整った・・
STEP.5 ddms.batを起動してみる
さぁDDMSを起動しまくろう。
思う存分、ADBしまくろう・・
気の済むまでddmsしたりHT-03Aにadb shellしまくればいい。
ざっくりと3種類の起動方法がある。
もちろんどの方法でもOK!
ddmsの起動方法(1)
「windows」キー+「R」キー
→「ddms」と入力しエンター
ddmsの起動方法(2)
「windowsマーク(スタート)」をクリック
→「ファイル名を指定して実行」
→「ddms」と入力しエンター
ddmsの起動方法(3)
SDK managerをインストールしたフォルダへ移動
→「tools」へ移動
→「ddms.bat」をダブルクリック
Android端末をUSBケーブルで接続してddmsに端末名が表示されればSDKやddmsのインストールは無事完了したということなんだ。
(※Android端末は「menu」キー→「アプリケーション」→「開発」→「USBデバッグ」にチェックを入れておくのはもちろんのことだ!)
また、無事にSDKをインストールできていてもddmsに表示されない場合があるが、その原因は端末のUSBドライバが無いことが原因だと思う。
それぞれの端末用のUSBドライバをインストールしてみることをオススメする。
※ちなみにSH-03Cのドライバインストール手順ならこちらを参考にどうぞ。
余談だけど・・
過去にSDKをインストールしたことがある人はここまでやってきてこう思っただろう。
「なんか、前とあまり変わってないような・・」
インストール時にJAVAの有無を調べてくれるところ以外、今回のインストーラーでは特に何も変わっていないような気がする。(たぶん・・)
自力でパスを通さないといけないしね・・
調べてくれるのもありがたいっちゃあ、ありがたいことだよ。きっと!
ちなみに、前のSDK(SDK setup.exeがあるタイプ)を使っている人でも、「SDK setup.exe」を起動すると「adb」とか「ddms.bat」の配置が勝手に変えられてしまうので油断は禁物だ。
そうなったら、上記で解説しているパスを通せば使える。(・・と思う)
インストーラーでインストールし直してもいいけどね!
デベロッパー登録してたらこういうの事前に教えてくれるのかなぁ。