【新・初心者向け】Android SDKの最新インストール手順2011年10月版!少しだけシンプルに解説!
その上、Android4.0が発表されたよね。
もう、Android SDKをインストールしちゃいたい人が去年の今頃の倍くらいはいると思うんだ。
だからこそ、これからAndroid SDKをいじる人やスクリーンショット(画面キャプチャ)だけのためにAndroid SDKを使いたい人も倍くらいに増えてると思うんだ。
そういうわけで、インストーラーに頼らない、かつ迅速・丁寧な2011年10月時点でのAndroid SDKインストール手順を紹介しよう。
こちらを参考にしてください。
もっとシンプルにわかりやすくSDKをインストールするんだ
以前のAndroid SDKインストール手順の紹介記事のコメント欄をみていただくとわかるが、sdkのインストーラー(exeのもの)、エラーばっかりなので正直面倒くさすぎなんだ。
肝心のパスを通したりなどを結局手動でやらないといけないし、ファイル一式がProgram Filesの下に置かれるのでWindows7のHOMEなどでは管理者権限で実行しなければ必要ファイルのインストールさえできなかったりと、ライト(?)なユーザーにとってはとにかく不便!
だから、もっとシンプルに!もっとスピーディーに!インストールする一連の手順をザックリかつ深掘りしながら紹介したいんだッ!
手順たち
STEP.1 必要なものを準備
ナニをするにもまずは準備が必要だ。
とにかく必要なものを揃えよう。
・windows PC
・Android SDK本体
http://developer.android.com/intl/ja/sdk/index.html
ダウンロードするもの:android-sdk_r○○-windows.zip
Android SDKは「exe」ではなく「zip」のものをダウンロードして使う。(追記:上記リンクの「DOWNLOAD FOR OTHER PLATFORMS」をクリック!)
Google的にはRecommendedな「exe」は私的にはもはや決してRecommendできない。
「sdk_r○○」の○○はバージョンなのでちょいちょい変わる。気にせず最新のものを使おう。
※2012年7月29日追記
ZIPは「DOWNLOAD FOR OTHER PLATFORMS」リンクからダウンロードできる。
・JAVA
http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html
ダウンロードするもの(64bit版PCの場合):jdk-7u1-windows-x64.exe
ダウンロードするもの(32bit版PCの場合):jdk-7u1-windows-i586.exe
上記URLの「Java Platform (JDK) 」をダウンロードする。64bit版PCと32bit版PCでダウンロードするものが異なるので注意するんだ。
ファイル名の「7u1」の部分はバージョンなのでちょいちょい変わる。気にせず最新版を使えばいいと思う。
STEP.2 JAVAのインストールとパスの設定
JAVAに関しては、最近のPCではインストールしてあるものも多い気配。
だからこそ情事の前にとりあえずJAVAの有無を調べるんだ。
「c:\Program Files\JAVA」または「C:\Program Files (x86)\JAVA」に「jdk」で始まる名前のフォルダがあるかどうか見てみよう。
無ければインストールする必要があるし、あったとしてもパスの設定が必要な場合がありそうだ。
またJAVAは異なるバージョンのJAVAを同じPCにインストールすることができてしまう。面倒な人はとりあえず最新版をインストールし、それでパスを設定するのが楽チンコースかも知れない。
インストールしてない場合は上記URLから「Java Platform (JDK)」を選択、利用規約に同意したならばダウンロードしインストールだ。
JAVAのパスの設定方法
インストールができたら次はJAVAのパスの設定だ。
私と同じバージョンのJAVAをインストールした人なら、設定すべきパスは「C:\Program Files\Java\jdk1.7.0_01\bin;」だ。
「1.7.0_01」の部分がインストールしたJAVAにバージョンよって異なるので注意深く見守ろう。
「スタート(画面左下windowsマーク)」をクリック
→「コンピューター(マイコンピュータ)」を右クリック
→「プロパティ」をクリック
→「システムの詳細設定(詳細設定)」をクリック
→「詳細設定」タブをクリック
→「環境変数」をクリック
→「○○○○のユーザー環境変数」の一覧に「PATH」が無ければ「新規」をクリック
「PATH」があったら「PATH」をクリックしたうえで「編集」をクリック
→「変数名」を「PATH」、「変数値」にパスを入力し「OK」をクリック
→「OK」、「OK」と進んで設定完了!
「変数値」に入力するパス
C:\Program Files\Java\jdk1.7.0_01\bin;
もう一度書くが数字部分はインストールしたJAVAのバージョンによって異なるので注意。
既にインストールしてある人、別のバージョンをインストールした人は「ローカルディスク(C:)」→「Program Files」→「Java」と進めばバージョンがわかるはず。
STEP.3 Android SDKの解凍と設置
「android-sdk_r○○-windows.zip」をダウンロードしたら、すかさず解凍しよう。
解凍すると、「android-sdk-windows」というフォルダが発生する。
次はその発生した「android-sdk-windows」フォルダを、Cドライブのすぐ下に置こう。
これで設置はOKだ・・!
※2012年4月24日追記!
解凍してできたフォルダが「android-sdk」だったというコメントを頂きました。解凍して発生するフォルダが「android-sdk-windows」というフォルダ名ではない場合もありそうです。ここで紹介しているフォルダ名は例として考えてもらって、パスの設定などの時は、フォルダ名に注意しよう!
STEP.4 SDK managerを使って必要なものをインストール
さてさて、JAVAが使えるようになれば今度はSDK manager.exeが使えるようになる。
先ほど解凍したフォルダ「android-sdk-windows」の中に「SDK manager.exe」がいる。
これを使うと必要なブツをインストールすることができる。
それでは早速、ダブルクリックで「SDK manager.exe」を起動してみよう。
必要なものについては、目的にもよるがスクリーンショット、フォントの変更(adb pushなど)くらいのことでしか使わないなら、「Packages」の「Tools」だけで充分だと思う。
だが、念のため「Extras」の「Google USB Driver Package」もインストールした方が良いと思うよ、たぶん。
SMT-i9100などメーカーからUSBドライバが提供されてないAndroid端末を所持する予感があるならなおさらだ。
※ちなみに調子に乗って上記二点以外の全部とかインストールしようとすると、とんでもない時間がかかるので注意!!
※2013年9月29日追記
SDK manager.exeはダブルクリックで起動しない場合は、コマンドプロンプトで「android」を実行することでSDK managerを使うことができる。
「SDK manager.exe」を起動したら「Tools」、「Extras」の「Google USB Driver Package」にチェックを入れて右下の「Install 2 packages」をクリック。
利用規約に同意したなら「Accept All」して「Install」をクリックだ!
インストールが始まったらしばらく待とう。
しばらくすると「Done loading packages.」というメッセージが現れる。
表示されたら無事にインストール完了だっ!表示を確認したら「close」でOKだ。
ちなみにPCによってはセキュリティソフトが異議を申し立てる場合がある。(なんかアラートだしたりするかも)
それでもなお、SDKを使いたいのであればセキュリティソフトを一時的にオフにしたりなど苦渋の決断をせざるを得ないだろう・・
STEP.5 Android SDKのパスの設定
必要なものをインストールしたら、次はSDKのパスを設定しよう。
設定しておくことでSDK関連の作業がスムーズになる。
・・っていうか設定しちゃえばいいと思うんだ。
ともあれ「環境変数」の設定画面を開くんだ。
※()内はwindows XPでの名称ね。
SDKのパスの設定方法
「スタート(画面左下windowsマーク)」をクリック
→「コンピューター(マイコンピュータ)」を右クリック
→「プロパティ」をクリック
→「システムの詳細設定(詳細設定)」をクリック
→「詳細設定」タブをクリック
→「環境変数」をクリック
→「○○○○のユーザー環境変数」の一覧に「PATH」が無ければ「新規」をクリック
「PATH」があったら「PATH」をクリックしたうえで「編集」をクリック
→「変数名」を「PATH」、「変数値」に下記のパスを入力し「OK」をクリック
※JAVAのパス設定している場合、「PATH」が既に存在した場合は既に入っている値の末尾に追記しよう。
→「OK」、「OK」と進んで設定完了!
「変数値」に入力するパス
C:\android-sdk-windows\platform-tools;C:\android-sdk-windows\tools;
※面倒なので一行にしてある。複数のパスを入力する時は必ず「;(セミコロン)」で区切るのがルールだ。
ちなみに私の場合はJAVAのパスもあるので結果としてこんな感じになった。
C:\Program Files\Java\jdk1.7.0_01\bin;C:\android-sdk-windows\platform-tools;C:\android-sdk-windows\tools;
※「jdk1.7.0_01」の数字部分はインストールしたJAVAのバージョンによって異なるので注意!
参考として画像も載せておくよ。JAVAのパス設定の画像だけどイメージは掴みやすいと思うんだ・・
察しが良い人はわかりましたね?
そう、これで完了・・だ・・。
ついにAndroid SDKのインストールが完了したのですよ・・
STEP.6 いちおう動くか確認してみよう
無事インストールできちゃったと思うんだけど、とりあえず動くかどうか確認してみよう。
コマンドプロンプトを使って確認だ!
コマンドプロンプトの起動
「windows」キーを押しながら「R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」を開こう。
開いたら、「cmd」と入力し「Enter」キーをねじ込む。
黒い画面が出るだろう?
そこで「adb devices」と入力し「Enter」キーを押し込む。
画像のような感じにメッセージなどが出たらバッチリインストール完了されているということなんだ!
「* daemon not running~」などの二行は表示されないかも・・表示されなくても「List of~」が出てたらダイジョウブだから・・
同じく「ファイル名を指定して実行」で、「ddms」と入力し「Enter」キーを押し込むとddmsが起動するはずだ!
ddmsを使うとAndroidのスクリーンショット(画面キャプチャ)を撮ったりできる。使い方はこちらを参考にしてくれっ!
もはやあなたは自由だ・・誰の許可もいらないッ!
好きなだけadbしたりddmsしてしまうことが許された瞬間なんだ・・ッ!!
お疲れ・・様でした・・ッ!
いつもの一言
シンプルにって書いたけど、実際あまりシンプルではないかな。
ちょいちょい説明が入ってるからややこしく感じるかも知れないけど、まとめると・・
・JAVAインストールとパスの設定
・SDK manager.exeでToolsとUSBドライバをダウンロード
・SDKのフォルダにパスを設定
・・って感じかな。
余計なことは考えずにTry and Goだよ人生は・・。
でもちょっと考えて行動はした方がいいよね。
ところで今回使ったAndroid SDKはまたもや細やかかつ大胆な仕様変更が行われていたことに気付いた人はいるだろうか?
SDK manager.exeが分割されてAVD manager.exeが新登場していた。
SDK manager.exeの見た目も若干スッキリして使いやすくなってると思う。
まぁ・・あまり関係の無い話だけどさ・・