Globe Trotterな人へ・・F-12CのUSBドライバのインストール手順。つまづいても大丈夫。
個人的にはかなりお気に入りな端末、F-12C。
英国の老舗カバンブランドであるGlobe Trotterとのコラボがイカしてるよね。
Globe Trotterな人のための携帯。
そんなF-12CのUSBドライバの設定手順を説明しよう。
正直ややこしかったから、つまづいてる人多いんじゃないかな?
うまく設定してddmsしたりスクリーンショットを撮りまくろう!
自動インストールという便利さの弊害
実はこのF-12Cには悲しい弊害が発生する。
どんな弊害なのか説明しよう・・。
通常、F-12CをPCに接続すると「Fujitsu HSUSB Device」という名前でPCに認識される。
しかしwindowsが勝手にドライバをインストールし、「Fujitsu Mass strage」として認識されてしまう場合があるのだ。
USBデバッグをオンにしたうえで初めてPCと接続しなおしてもダメ、違うUSBポートに差し替えてもダメ。
とにかく「Fujitsu Mass strage」として認識されてしまう。
(私のPCの場合。他にも同じ状況の人はいると思う)
どう考えてもディスクドライヴじゃないのにね・・
人が便利さを追及した結果が、こういうことを引き起こしたんだ・・ッ!
まぁ、そんなわけで一筋縄ではいかなかったりするんだ。
正しいかどうかわからないけど、私なりの設定手順を紹介する・・!
ちなみに、USBケーブル経由でPCから充電したいという目的だけなら、USBドライバは設定する必要はない。
Android SDKを利用してスクリーンショットを撮りたいとか、自作アプリをF-12Cでスムーズに試したいなどの理由なら、USBドライバ(正式にはADB USBドライバ)の設定が必要になる。
長いので目次的なものを・・
スクリーンショット取得方法はこちらを参考に・・
Android SDKのインストール
今回のUSBドライバは本来Android SDKで使うためのモノ。
前提としてAndroid SDKをインストールしておこう。
Android SDKのインストール手順についてはsmartgoods.meで何度となく紹介してるのでよかったら参考にしてよね・・。
コマンドプロンプトの起動とadbのアップデート
Android SDKがインストールできたら、念のためコマンドプロンプトを使ってadbをアップデートしておく。
ついでにadb_usb.iniにF-12C用の文字列を書き込む必要がある。
「windows」キーを押しながら「R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」を開こう。
開いたら、「cmd」と入力し「Enter」キーをねじ込む。
そして下記のコマンドを入力しエンターキーを押すとadbがアップデートされる。
adb_usb.iniの編集
adbのアップデートでadb_usb.iniというファイルが登場するのでそれを編集しておこう。
ナニソレ?なんて思うかも知れないがUSBドライバのマニュアルに書いてある必須の手順だし、どうせ後でやらないといけないので先にやってしまえばいいと思うんだ。
adb_usb.iniが置いてある場所はOSによって違う。
・windows7かVISTAの場合
「コンピュータ」
→「OS(C:)」
→「ユーザー(またはUsers)」
→PCのユーザー名
→「.android」
・windows XPの場合
「マイコンピュータ」
→「ローカルディスク(C:)」
→「Documents and Settings」
→PCのユーザー名
→「.android」
adb_usb.iniに辿り着いたら、adb_usb.iniをメモ帳やテキストエディタで開き最後の行に下記の文字列を入力し保存する。
USBドライバのダウンロード
次に、富士通のサイトからUSBドライバを一刻も早くダウンロードしよう。
・FMWORLD.NET「F-12C USBドライバ」
http://spf.fmworld.net/oss/usb_driver/f-12c/index.html
ダウンロードしたらPCの適当なところに解凍しておこう。
私の場合は、Android SDK関連のファイルたちは一箇所にまとめると固く誓ったため、「android-sdk-windows」フォルダの中に置いた。
パスで言えば「C:\android-sdk-windows\usb_driver_F-12C_1.0」という感じだ。
USBドライバのインストール
それではとりあえずF-12Cの「設定」→「アプリケーション」→「USBデバッグ」をオンにして、USBケーブルでPCと接続してみよう。
自動的に何かをインストールするので、それが終わったらデバイスマネージャーを見てみよう。
(画面左下「windowsマーク」→「コンピュータ」を右クリック→「プロパティ」→「デバイスマネージャー」)
「Fujitsu HSUSB Device」はそこに存在するだろうか?
存在するなら当たり!存在しない人は残念ながらややこしい手順が必要だ。
以下から画像で解説するよ。
「Fujitsu HSUSB Device」が存在する場合
「Fujitsu HSUSB Device」をダブルクリックしよう。
「ドライバー」タブの「ドライバーの更新」をクリック
「コンピューターを参照してドライバーを検索します(R)」をクリック。
「参照」をクリックし、先ほどダウンロードして解凍したフォルダを指定する。
フォルダを指定したら「次へ」で進む。
場合によってはセキュリティの警告が出る。
「Android Composite ADB Interface」になればドライバのインストールは完了!
上手くドライバをインストールできたかどうか確認するなら「adb devices」だ。
下記コマンドでadbを「adb kill-server」でいったん終了しつつ、「adb devices」を実行してみよう。
adb devices
「List of devices attached」の次の行になにかしら文字列が表示されていればバッチリだ!
ちなみに「List of devices attached」しか表示されない場合はドライバをインストールできていないということになる・・
「Fujitsu HSUSB Device」が存在しない場合
いったんF-12C以外の外付けHDDやSDカード、USBメモリを外した状態でデバイスマネージャーを確認してみよう。
「Fujitsu Mass strage」として認識されてしまった場合、他に接続しているものが無いはずなのになぜか「USB大容量記憶装置」というものが同時に登場しているはず。こうなると、PCに間違いを認めて頂く作業が必要になる・・まったく!
他にUSBメモリなどが接続してないことを確認したら「USB大容量記憶装置」をダブルクリック
「コンピューターを参照してドライバーを検索します(R)」をクリックして進め、続けて「コンピューター上のデバイス ドライバー一覧から検索します(L)」をクリック。
「互換性のあるハードウェアを表示」のチェックを外す。
さらに「製造元」の中にある「Fujitsu」を選択し、さらにさらに「モデル」の「Fujitsu USB Composite Device」を選択し「次へ」をクリックして進めて「次へ」をクリック!!
PCが妙な警告を発信してくるが、「はい」で進めるしかないのだ・・
再度デバイスマネージャーを見ると今度は「Android Composite ADB Interface」が登場しているので、これをダブルクリックする。
「コンピューターを参照してドライバーを検索します(R)」をクリック。
そして「参照」をクリックし、先ほどダウンロードして解凍したフォルダを指定する。
フォルダを指定したら「次へ」で進む。
「ドライバー ソフトウェアが正常に更新されました。」もしくは「デバイス用のドライバー ソフトウェアが最新であることが確認されました。」と表示されたらインストール完了だ!
上手くドライバをインストールできたかどうか確認するなら「adb devices」だ。
下記コマンドでadbを「adb kill-server」でいったん終了しつつ、「adb devices」を実行してみよう。
adb devices
「List of devices attached」の次の行になにかしら文字列が表示されていればバッチリだ!
ちなみに「List of devices attached」しか表示されない場合はドライバをインストールできていないということになる・・
いつもの一言
こういうのって面倒。
だがほんのり楽しいというのも、また事実。
自動でインストールっていうのは便利な反面、時に不毛だね。
がんばって書いたけど、この現象うちだけだったりして・・
それもまた人生。
富士通の端末はこれ以外にも同じことが起こりそうだ。
機会があれば今後も検証したい所存だ・・ッ!