ISW11MことMOTOROLA PHOTONのブートローダーをアンロックする方法
root権限取得に続き今回はPHOTONのブートローダーのアンロック手順を紹介しよう。
PHOTONはさすがグローバルモデル。
カスタムROMも多いし色々と情報も多い!HT-03AやEVO以来の久々に遊べる端末だぞ、こりゃあ!!
真の自由とは・・
真の自由、それはこういうことかも知れない。
auのコストダウン(?)のせいか割と海外版そのままチックなハードウェア構成ぽいPHOTONなんです。
今回はPHOTONが真の自由を掴むためのブートローダーアンロックの手順を紹介したい。
おなじみのxdaのスレッドを参考にね・・
・xda-developers「[PUDDING] Photon/Electrify Pudding bootloader unlock [Updated: 12/10/2011]」
http://forum.xda-developers.com/showthread.php?t=1216143
・・と、その前にauの公式アップデートを適用してあると、ブートローダーのアンロックができないと言われている。
カスタムROMやフルリカバリなど、そういう目的がある人はアップデートするのは控えたほうが良いかも知れない。
近々、ブートローダーアンロック後の公式アップデート適用についても紹介したい!こういうことをやりたい人はわかっていると思うけど、ブートローダーをアンロックした状態で普通にアップデートするのは非常に危険というのは周知の事実。
なので、ブートローダーのアンロックについてはリスクも含め、ちゃんと考えてからやろうね。
また、ブートローダーのアンロックが成功すると、PHOTONのデータが初期化される。必要な人はTitanium Backupなどでバックアップをとっておこう。
そして注意を・・
この記事を元にroot権限取得すると、PHOTONの内部を全て触ることができてしまう。
何かのファイルを上書きしたり、削除してしまったりして、もしもなにか不具合や被害が発生してもこちらは何もできない、っていうかしません。
完全に「自己責任」の領域です。ソフトウェアの改造になりそうなのでauのサポートも受けられないと考えた方が良い。
何が起きても自分で解決しなければならないというリスクがあります。
PHOTONを捨ててもいい、動かなくなってもいいと思えた人だけがやってみたらいい。
今回のお品書き
お品書きの前に、まずは下記3つのツールなどをPCにインストールしておくことが必要だ。
・Android SDK(インストール手順はこちら)
・PHOTONのUSBドライバ(インストール手順はこちら)
・RSD Lite
RSD LiteもSDK、USBドライバと同じくPCで使うツールだ。xdaに貼られているリンクからは既にダウンロードができない。
私が使ったのは下記URLからダウンロードしたバージョン5.3.1のもの。正直言って正しいものかどうかわからないし、調べるのも探すのも面倒だし、リンクは貼らないので使うのなら自己責任でつかってみたら良いだろう。(ちなみにノートンは何も言ってきてない。)
※上記URLに移動すると直接ダウンロード始まるので注意
またダウンロードしたファイルを解凍(展開)するために「Explzh」などのPC用アプリケーションも必要だ。
お品書き
必要なファイルなどをダウンロードする
PCの準備ができたら必要なファイルのダウンロードだね。
xdaのページにダウンロードリンクがいくつかあるので、下記ファイルたちをダウンロードしておこう。
・photon_pudding.rar
「Pudding:」項目のリンクからダウンロードできる。
ダウンロードしたら解凍しよう。解凍すると「derpunlock.sbf」というファイルが登場するはずだ。
・Fastboot
「Fastboot:」項目からリンクをたどり自分の環境にあったものをダウンロードすることができる。
ちなみにwindowsなら「moto-fastboot-win32.zip」をダウンロードする。32bit版windows用っぽいファイル名だけど64bit版windows7で使えたよね・・
「moto-fastboot-win32.zip」をダウンロードしたらわかりやすいところに解凍しておこう。
・recovery-photon3.img
これはCWMリカバリーだ。いわゆる「CrockWorkMod recovery」だね。HT-03Aとかいじってた人は見覚えあるよね!
RSDモードで起動しRSD Liteでフラッシュ
さて、ダウンロードが済んだらPHOTONのUSBデバッグはオンにしてUSBケーブルで接続しておく。
そしてPC側でRSD Liteを起動するんだ。起動したらPHOTONの電源を切り、PHOTONの「ボリュームアップ」キーを押しながら電源をオンするんだっ!
上手くいけば画面に「Starting RSD protocol support」と表示されるはず。これが俗に言うPHOTONの「RSDモード」だ・・。
次はPCでRSD Liteを見てみよう。PHOTONが認識されているはずだ。
RSD Liteの「Filename」の右のボタンをクリックし、先ほど登場した「derpunlock.sbf」を選択する。
選択したら、さらにその右にある「Start」ボタンをクリックすれば「derpunlock.sbf」がフラッシュされるぞ。「Start」をクリックすれば、もはや後戻りはできんぞ!できるかも知れんけど・・。
「Start」をクリックするとなにやらがんばるので、しばらく待とう。
そしてがんばりが終わると「Failed flashing process~」というようなメッセージがRSD Liteに表示されるだろう。
緊迫した空気が襲う。そう、「フラッシュは失敗した」などと言われている・・。さらに責め立てるようにPHOTONは再起動する!・・が、MOTOROLAのロゴで固まり先へ進まないのだ・・ッ!!
一瞬、焦るだろう。
だが、実はこれでOK。そのまま電池パックを外して電源を切る。
fastbootモードでブートローダーをアンロックする
電源を切ったら、今度は「ボリュームダウン」キーを押しながら電源をオンだッ!!そして画面にはこう表示されているだろう。
「fastboot」と・・ここで「ボリュームアップ」キーを押すんだ。
画面にはこう表示されるはずだ、「Starting fastboot protocol」と・・。そう、これこそが「fastbootモード」だ・・!
fastbootモードで起動したら今度はPCでコマンドプロンプトを起動する。コマンドプロンプトを起動したら「moto-fastboot-win32.zip」を解凍してできたファイルが置いてあるフォルダに下記のようなコマンドで移動する。
※私の場合はroot権限取得の時同様、「コンピュータ」→「ローカルディスク(C:)」に「p」というフォルダが作ったのでそこに「moto-fastboot-win32.zip」を解凍してできたファイルを置いた。
この後のfastboot作業は次の画像を参考にしてくれっ!
移動したら、下記コマンドを打ち込み、PHOTONが認識されているかチェックしてみよう。
認識されていたら下記コマンドを打ち込み、PHOTONのユニークIDをチェックする。
画像の白文字部分、「INFOof your device:」の右の英数字がユニークIDだ!
ユニークIDがわかれば下記コマンドでアンロックの命令を出してしまうことができる。メッセージを見てもわかるように、二度と後戻りはできんぞ!
※「*」の部分には先ほど判明したユニークIDを入力する。
「INFODevice is now unlocked」と表示されればアンロック完了!なお、次回以降、起動時のロゴ画面で「unlocked」と表示されるぞ。
そうさ、我等のPHOTONが自由を手に入れたんさ!!
リカバリイメージ(CWMリカバリー)をフラッシュする
さぁ・・無事にブートローダーをアンロックできたことだし何をしよう?
その前にバックアップできる環境を整えるのが先決じゃない。
CWMリカバリーを導入することで、本体の完全なバックアップを保存できる。今後カスタムROMやシステムアプリ削除などで大失敗しても輝いていたあの頃に生還できる可能性が物凄く高まるぞ!
あまり言うこともないが「writing ‘recovery’ OKAY」などと表示されればCWMリカバリー導入も大成功だ!
以後はリカバリーモードで起動するとCWMリカバリーが起動するぞ。
リカバリーモードの起動方法
方法1.コマンドプロンプトから「adb reboot recovery」コマンドをぶち込む
方法2.「ボリュームダウン」キーを押しながら電源オン(「fastboot」と表示されるまで)
→「ボリュームダウン」キーを押すたびに項目が変わるので「Android Recovery」を選択
→「ボリュームアップ」キーで決定
リカバリモードの使い方はこういうのを参考にしてみてくだされ。過去の記事だけどさ・・
いつもの一言
思い出すよね、HT-03Aが楽しかった頃をさ・・
そうそう、xda-developersのサイトでは最後にこう締めくくられている。
「Problems?」→問題がある?
「1) Don’t panic.」→パニックになるな。
「2) Stop panicing.」→そのパニックをやめるんだ。
・・いいじゃない文鎮になっても。
それぐらいのリスクがあるのは当たり前のことなのだから!
ただ、電源が入るなら、何かしらの救済策はあるかも知れないってことは覚えておこうよ!